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インストール

PHP 拡張モジュールは、従来の PHP ベースのライブラリやフレームワークとは若干異なるインストール方法をとります。 あなたのシステム向けのバイナリパッケージをダウンロードするか、ソースコードからビルドする２つの方法があります。

Windows

Windows 上で Phalcon を使用するには、DLLライブラリをダウンロードします。そして php.ini を編集し、最後に次の行を追加します。

extension=php_phalcon.dll

最後に WEB サーバーを再起動します。

次のスクリーンキャストは、Windows 上に Phalcon をインストールするステップバイステップガイドです。

Linux/Solaris

Debian / Ubuntu

下記の方法でディストリビューションにリポジトリを追加します:

# 安定板
curl -s https://packagecloud.io/install/repositories/phalcon/stable/script.deb.sh | sudo bash

# ナイトリービルド
curl -s https://packagecloud.io/install/repositories/phalcon/nightly/script.deb.sh | sudo bash

この作業は、あなたがディストリビューションを変更したり安定板とナイトリーを選び直すといった事情がなければ、実施は一度だけしか必要ありません。

Phalcon をインストールするには:

sudo apt-get install php5-phalcon

# PHP 7 の場合

sudo apt-get install php7.0-phalcon

RPM ディストリビューション (CentOS 等)

下記の方法でディストリビューションにリポジトリを追加します:

# 安定板
curl -s https://packagecloud.io/install/repositories/phalcon/stable/script.rpm.sh | sudo bash

# ナイトリービルド
curl -s https://packagecloud.io/install/repositories/phalcon/nightly/script.rpm.sh | sudo bash

この作業は、あなたがディストリビューションを変更したり安定板とナイトリーを選び直すといった事情がなければ、実施は一度だけしか必要ありません。

Phalcon をインストールするには:

sudo yum install php56u-phalcon

# PHP 7 の場合
｀
sudo yum install php70u-phalcon

ソースからコンパイルする

Linux/Solaris の環境では、簡単に拡張モジュールをソースコードからコンパイルしてインストールすることができます。

必要となるパッケージは次の通りです：

  • PHP >= 5.5 開発リソース
  • GCC コンパイラ (Linux/Solaris)
  • Git (まだインストールしていないなら。GitHub からダウンロードしたり、サーバーには FTP/SFTP でアップロードでもしない限り、すでに入っていると思いますが)

一般的なプラットフォームにおける具体的なパッケージ:

# Ubuntu
sudo apt-get install php5-dev libpcre3-dev gcc make php5-mysql

# Suse
sudo yast -i gcc make autoconf php5-devel php5-pear php5-mysql

# CentOS/RedHat/Fedora
sudo yum install php-devel pcre-devel gcc make

# Solaris
pkg install gcc-45 php-56 apache-php56

拡張モジュールの作成：

git clone git://github.com/phalcon/cphalcon.git

cd cphalcon/build

sudo ./install

php.ini に拡張モジュールを追加します。

# Suse の場合: /etc/php5/conf.d/ に下記内容が書いてある phalcon.ini を追加します:
extension=phalcon.so

# CentOS/RedHat/Fedora の場合: /etc/php.d/ に下記内容が書いてある phalcon.ini を追加します:
extension=phalcon.so

# Ubuntu/Debian、Apache2 で構成している場合: /etc/php5/apache2/conf.d/ に、下記内容の 30-phalcon.ini を追加します:
extension=phalcon.so

# Ubuntu/Debian、php5-fpm で構成している場合: /etc/php5/fpm/conf.d/ に、下記内容の 30-phalcon.ini を追加します:
extension=phalcon.so

# Ubuntu/Debian、php5-cli で構成している場合: /etc/php5/cli/conf.d/ に、下記内容の 30-phalcon.ini を追加します:
extension=phalcon.so

最後に WEB サーバーを再起動します。

Ubuntu/Debian、php5-fpm で構成している場合は、これも再起動します:

sudo service php5-fpm restart

Phalcon は自動的にシステムのアーキテクチャを判定しますが、指定したアーキテクチャ向けにコンパイルすることを強制することができます。

cd cphalcon/build

# 次のどれか一つ:
sudo ./install 32bits
sudo ./install 64bits
sudo ./install safe

自動判別インストーラが失敗する場合は手動でビルドしてみます:

cd cphalcon/build/64bits

export CFLAGS="-O2 --fvisibility=hidden"

./configure --enable-phalcon

make && sudo make install

Mac OS X

macOS, OS X システムではソースコードからコンパイル、そしてインストールすることができます:

前提条件

必須パッケージは下記の通り:

  • PHP >= 5.5 development resources
  • XCode
# brew
brew tap homebrew/homebrew-php
brew install php55-phalcon
brew install php56-phalcon

# MacPorts
sudo port install php55-phalcon
sudo port install php56-phalcon

これであなたの PHP 環境に拡張モジュールが入ります。

FreeBSD

FreeBSD では port を利用することができます。インストールするには、次のシンプルなコマンドを叩くだけです。

pkg_add -r phalcon

または

export CFLAGS="-O2 --fvisibility=hidden"

cd /usr/ports/www/phalcon

make install clean

インストールの確認

phpinfo() の “Phalcon” のセクションの出力を確認するか、 次のコードスニペットを実行してみてください。

<?php print_r(get_loaded_extensions()); ?>

Phalcon 拡張モジュールは下記のように出力の一部に現れるでしょう。

Array
(
    [0] => Core
    [1] => libxml
    [2] => filter
    [3] => SPL
    [4] => standard
    [5] => phalcon
    [6] => pdo_mysql
)
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